amam diary

1984年、東京生まれ 私の気まぐれ日記

リアルニッキ

カンドウはアツいうちに!

ってことで。

14日、朝5時新宿に集合。
バスに乗って山梨県、富士山へ。

人生に一度はしてみたかったことのひとつ。

フジにのぼる。テッペンまで。

スタートは5合目から。 東京から3時間足らずでつく山梨県

5合目にはごちゃごちゃ、何かのコンサートの前の原宿駅の前くらい人がいて。
ちょっとぞっとしながら、準備体操をして、おにぎりを食べてスタート。

あいにくのくもりもよう。あんまり晴れても疲れるからまぁまぁいいかななんておもいながら。

入ってすぐにちょっとくだって、出来るだけはやく上に行きたいから少し下り道はちょっと損した気持ちになりながら。

梅のおにぎりを1っこ食べて。
おだやかにスタートします。新しいはじめましてのトレッキングシューズを履いて。

この子がいれば 砂利道だってへっちゃら。最強のお友達。にこにこ軽快な気持ちでも

早速のゆるやかに終わりの見えない昇り道が少し憂鬱にさえしていると
6合目っていうのは意外にすぐ着きました。


ここからがまず始めの長い道。

沢山山小屋や目印があるんだけど、どこまでもいっても7合目なんです。
いったい、いつ8合目はいつ??

なんて思いながら。世間話をしながら、休憩たくさんとって

気負いしない。ゆっくりゆっくり。酸素が徐々に薄くなるけれど
休憩ってすごいです。
すごく元気になっちゃう。ちょっとピンチを感じたら酸素スプレー。

7合目から8合目は一番長いから、ピンチの嵐。
酸素でも絶えられなければ チョコを食べて。

チョコってすごいんだなってすごい感心しちゃった。

それでも どんどん道は険しく 6人でのぼってたものの マイペース2人チームの私達は
ゆっくりゆっくり。 時にはバージンロードを歩く新婦の真似をして

 右足・左足・右足。 左足・右足・左足。・・・・

ゆっくりゆっくり。急に8合目に近づくと天気もどんどん寒くなって。

それまで Tシャツに短パンだったのに
フリースを着て ウィンドブレーカーを着て ホッカイロを履いて。

冷えきった体は、あったまります。そうすると人間はまた元気になるみたい。

気をとりなおして ゆっくりゆっくり。

12時から気がついたら8合目の仮眠部屋についたのは18時半。

雨にぬれて、酸素も足りず、お腹も空腹。 ずっとたわいのない世間話なんてしてるもんだから
気持ちは元気だったはずが、体力はそんなにナイ自分に気がつきました。

結構な疲労感です。

ご褒美に カレーライスが出ます。

カピカピのご飯に、着色料ふんだんに使われたようなオレンジ色のソーセージと冷凍らしきミニハンバーグが乗っかったカレーライス。

見たときは 美味しそう!

って思ったはずが、食欲なく全然食べれず。

そしたら今度は眠らなければいけません。

次の出発は夜中の1時。ご来光の4時50分を目指して出発するのです。

8時に一通り準備を終えて、眠ろうとするのですが
囚人部屋のようなその部屋の2段ベッドの一人当たりの面積は寝袋1つ分。

ただでさえ 標高3000mを越えているから
空気が薄くて、全然眠れません。 いつもおやすみ3秒だから、眠れないことがスゴく悲しく。

外に出てみたんです。

そしたら、、、

空一面が本当に本当に空一面が

星のじゅうたん。まるでラメのような。光ったお塩をふりすぎちゃったような、
ものすごい星空。

東京で生まれ育った私にとってそれはそれはもうやばい。

きっと写真に撮っては伝わらない。ものすごく美しい世界。

私の大好きな人達には、是非1度は見て頂きたいと思う位な。

もう首がおかしくなっちゃうんじゃないかなってくらい、上を見上げて。

ちょっと泣きそうになりました。

流れ星は見つけれラレなかったけど。もう全然満足です。


そして結局一睡も出来ないまま 山頂を目指して 再スタートです。

だれもが、おでこを光らせて 人間ホタルがキラキラ上に向かってとにかく行進。

時期が時期だけに。ディズニーランドの人気アトラクションを越える渋滞っぷりです。

空気も薄いし、道も道なき道のような道だから、ゆっくり渋滞するくらいが私にとってはちょうどよかった。

合間合間に周りに広がる星空を確認して。

4時40分。ギリギリ到着です。

ラピュタの世界のような モコモコ ポコボコ広がる雲の上。

ゆっくりゆっくり 蛍光オレンジのマルイマルイ 太陽がのぞきます。

自分ももちろん流れに流され写真を撮りましたが、これも肉眼で見た素晴らしさには代え難きもの。

8合目から9合目があまりに暗くて、険しくて、辛くて、酸素が薄くて

久しぶりに あきらめるかどうか 本気で悩みました。


でも、本当にのぼって良かった。

これはのぼらないと味わう事の出来ない世界。

変にアジアの観光客の方が多かったおかげで、ここがどこの国か分からない雰囲気さえありました。

本当に良かった。

帰るまでが旅だから、スイスイ下ってしまい。

下りの方が筋肉を使って疲れるもののスピードは早く翌朝11時無事解散地点に到着。


体の疲労感がとてつもないです。でも なんとなく心地よい疲労感。

多分明日は、あしがカチカチ。

日焼け止めを人生の中で最も使用したおかげであまりやけませんでした。

よかった。


でも、2回目はよっぽどのことがないかぎり、いいや なんて思いつつ。

すごく心に残したいから今日は 普通に日記を書きました。私事ですが。


よく眠ろう。きょうは。